Six-Wheels OTG!:Think Threshold別館

購入した折りたたみ自転車+自動車の6輪生活。思考(妄想)・試行・カスタム・お出かけを記録していきます。

デブの運命(さだめ)。(Dahon Viscのホイール修理)

私「先生教えてください!対策はどうすればいいですか?」

先生「痩せろ」

私「アッハイ サーセン

 

はい、Dahonさんのリアスポークが折れました。

本記事は修理エントリです。

破損したあとに引っ越し、資格試験、海外遠征と立て続けにネタが続いていましたが

やっと出せました。

 

 

 

●経緯

昨年6月ごろ、お台場を気持よくDahonさんで夜ライドしていたところ、

幸か不幸かちょうどビックサイト前で

 

「バキン!」

 

「カランカランカラン・・・」

 

と謎の音が後輪付近から。よくよく見てみるとスポークが1本飛んで(折れて)いたので、

その日はライドを中止して自宅まで押して帰りました(遠かった。。。)

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●原因と対策

まぁこれはもう、デブだから、の一言に尽きます。そりゃ制限体重ギリギリorギリオーバーで乗ってればやむなしです。

昔から体重由来のスポーク破断は経験しているので、「やれやれ、またか」という感想。

20インチ(406)でテンションが高めのホイールだからなのかは不明ですが、

いつもはヘッド部分が飛ぶのに対し、リム側(ニップルとの接合部分)が破断しました。

累積走行距離はStravaさんによると1700km強。多分平均からすると大幅に短いでしょうね。

 

ダイエットも期待して購入したDahonちゃんには、いっこうに体重が減らず無理を強いてしまって申し訳ない。。。

 

で、まぁ乗り続けるには修理(というかスポーク交換)をしないと

1)折れたスポークの両隣のスポークに大きな負荷がかかる

2)両隣のスポークも折れる

3)ホイールが曲がってブレーキシューに接触して乗れなくなる

4)そのままにするとリムが永久的に曲がってしまい戻せなくなる

と負のサイクルで進むので、スポークの本数が少ない場合や荷重が大きい場合、1本飛んだらもう乗るのはNGです。

 

で、この折れたスポークは交換するしかないのですが、毎回自転車屋に出すのも工賃が嵩んで仕方ないですし、折角なのでチャリいじりを兼ねて自分で交換することにします。

 

●交換用スポークの長さについて

今回は破断したスポークが手元にあるため、それを元に長さを決定します。

最初はスポーク長計算機を使おうと思っていましたが、Visc D20の装着ホイールは

フロント:両側ともタンジェント

リア:スプロケ側はタンジェント組(4組?)、非スプロケ側はラジアル組み、おちょこ(オフセット)有り

と計算がものすごくめんどくさい。

今回は新規で組むわけではないので、既存スポークと長さをあわせる方法でチョイス。

リアは

スプロケ側:172-168mm

スプロケ側:170-165mm

でいけそうです。(少し余裕をもたせた値です。もう数ミリ短くても大丈夫そう)

 

この長さのスポークはマイナーなサイズのようで、そのまま吊し売りされていることは少なめでした。今回はデッドストックになっていた? 旭スポークの#14x170mmをゲット。

交換するのは非スプロケ側ですが、スプロケ側、フロントはこれより長くなるため

そちら側が破断したら長さをオーダーできるところで調達する必要がありそうです。

 

●必要工具の調達

 さて、スポークの長さが決まったところで、修理に必要な機材の調達です。

・振れ取り台

MINOURA(ミノウラ) 振取台 FT-1 COMBO

MINOURA(ミノウラ) 振取台 FT-1 COMBO

 

これがないと始まらない。ホイールの縦振れ横振れを取るために購入。

ミニベロでも対応可能なモデルです。

 

・スポークテンションメーター

周辺のスポークとのテンションの相対値を可視化するために購入。

お高いモデルと比べ、誤差と校正をどうするんだという課題はありますが

修理がメインのため、相対値を確認できれば良いと判断しました。

 

・メンテナンススタンド

BBで支えるメンテナンススタンドは持っていますが、

作業性が悪いためシートポストで支える大型タイプをチョイス。

メーカーはまさかのサンワサプライ。なんでもつくってるのなこの会社。

導入した結果、メンテナンス性が飛躍的に向上しました。掃除にもよいですね。

 

 

●修理

年末年始の余暇を利用して修理しました。

メンテナンススタンドに固定し、前後ホイールを取り外し。

今回はタイヤのローテを兼ねて、前後のタイヤを入れ替えます。

さくさくとタイヤ、チューブを取り外し、リアホイールはリムテープも取り外します。

 

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破損したニップル、スポークを取り外し、新しいスポークを取り付け、

ニップルを軽く止まるところまで回したところで振れ取り台にセットします。

 

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ここからは振れ取り台の説明書どおりに作業します。

まずは縦振れ、周辺ニップルを含め、ニップル締めを1/16~1/8回転ずつ行い、

だんだんと縦振れを取っていきます。もちろん都度都度スポークテンションを測定するのを忘れずに。と言っても今回は破断スポーク以外はほぼ触らずに縦振れを除去。

周辺ニップルを少しだけ締めた程度でした。

 

 

お次は横振れを除去するため、周辺スポークのテンションとの差を確認しながら

振れている方と反対側に伸びているスポークに対し、おおよそ1/8~1/4回転ずつニップルを締めていきます。こちらも縦振れ同様、前後だけ少し調整して終了。

振れ取り台の上で軽くホイールを回し、縦横の振れがなくなればOKです。

 

振れ取りに関しては、カンペキを追い求めるといつまで経っても終わらないため

どの程度まで追い求めるかは考える必要があります。

私の場合縦振れ横振れともに約2mm以内にまで追い込むという感じにしました。

どのみちタイヤがある程度吸収しますし、また乗ってれば狂ってきますし。

 

●交換後の状態

 修理完了後は逆の手順で、リムテープ、チューブ&タイヤを装着。

軽く自宅周辺を試走して問題ないかを確かめます。

 

試走の仕上げに全力で加速をして、問題なく走行できていることを確認して完了です

 

●まとめ

交換用スポークや修理機材を手に入れたので、今後同じ様にスポーク破断が発生しても

手軽に修理できるようになりました。

当初大変だろうと思っていた振れ取りも、修理に限ればそこまで難しくはなかったです。

 

今の所ホイール手組みする予定はありませんが、今後沼りだしてもOKな機材布陣に。

またスローペースですが、ぼちぼち走っていきますかね。