結局買っちゃったよね。
以前からライド中に感じていた不満を解消するべく、ライド中のリスニング環境をアップデートしました。
今回はXperia Ear Duoのレビューです。
- ●骨伝導ヘッドホンの不満
- ●Xperia Ear Duoを購入
- ●仕様・外観
- ●装着スタイルについて
- ●音質・デュアルリスニングはどうか?
- ●ライド中はどうか?
- ●アシスタントについて
- ●電池の持ちについて
- ●まとめ
●骨伝導ヘッドホンの不満
過去、ライド中に「耳をふさがない状態で聴ける視聴デバイス」ということで
骨伝導ヘッドホンを導入しました。
この骨伝導ヘッドホン、耳をふさがないのはいいのですが、
ライド中という条件を付け加えるとだんだん不満点を無視できなくなりました。
不満1)装着感
これは自分のクソデカヘッドが原因なのですが、通常時の首の角度では問題なしでも
ライド中の首の角度(アップライトとはいえ多少は前傾姿勢になるため首が上を向く)
にした場合に上記の音質のミートポイントから外れる位置に振動パッドが来ます。
また、クソデカヘッドのせいでバンドに余裕がなく、
長時間ライドでは耳が痛くなることも。
不満2)音質
まぁ理解して買っているので、不満カテゴリというものでもないかもですが、
音質がカマボコ以上の何者でもありません。また、振動パッドの当てる位置により
大幅に音質が変わります。メインはラジオ視聴なんで許容範囲内ではあるのですが。
不満3)音漏れ
振動パッド部分から「アナウンス音」が漏れます。(アナウンス音だけ大きいため)
音量は調整できても、アナウンス音の音量は固定です。
●Xperia Ear Duoを購入
ソニーから出た時点で気になっていたデュアルリスニング、Xperia Ear Duoに乗り換えました。
音質的な部分と装着感は以前に視聴して確認していたので、値段が下がったタイミングを見て購入してしまいました。後述しますが、装着感はこれまたmakoroさん特有の問題でかなりキツキツです(笑)
●仕様・外観
ケース自体は丸形のよくあるケース、充電端子はType-Cです。
本体はこんな感じ。画像では左右のイヤーアダプタが違っていますが、最終的には左右ともMサイズに落ち着きました。
本体はマグネットでケースとくっつく構造になっており、マグネットの隣に充電端子があります。
なお、気になる防水等級はIPX2とのこと。防水というか防滴ですね。
電蝕するかはさておき、汗に対しては一応耐性はありそうです(というか公式でボクシング等運動時の使用スタイルを想定しているような動画がありますし)
防滴仕様のIPX2相当とは? (SRS-LSR100) | Sony JP
対応コーデックはSBCのみ。まぁ、音質が主眼の製品ではないのでSBCで必要十分といったところ。
充電中は本体のランプが点灯し、進捗がわかるようになっています。
後述する左右の機能分担の違いによって、基本的には右側ユニットの充電に時間がかかります。
●装着スタイルについて
デブ&超絶福耳のため、耳たぶが非常に分厚いmakoroさん。
耳の下側から装着するタイプのXperia Ear Duoはかなり装着に時間がかかります。
代わりと言ってはなんですが、落下の危険性はほぼありません。
最初は何度やっても音導管がうまく挟まってくれず、片耳5分近くかかりましたが
最近は片耳30秒-1分もかからずに装着できるように。だいぶ慣れました。
イヤーピースを指で外側に持ち上げて、できるだけ隙間を広げてやることが重要ですね。
●音質・デュアルリスニングはどうか?
骨伝導ヘッドホンは、伝導部が頭蓋骨のスイートスポットに当たらないとちゃんと音が鳴ってくれませんが、XEA20は音導管方式なので、少しのズレくらいでは音が聞こえにくい、ということはありません。
低音と高音域はジャストな位置とそれ以外の位置で大きく変わりますが、中音域は比較的どんな位置でも音質は一定です。
肝心のデュアルリスニングですが、こちらは問題なし。ちゃんと環境音が聞こえます。
XEA20の音量をかなり上げると、環境音を意識しないレベルで音楽が消えますが、ライド中は危険ですので音量は控えめにしておくのが無難ですね。
アダプティブボリュームコントロールをONにしておくと、周囲の音が大きい場合、ボリュームを上げてくれます。
●ライド中はどうか?
一番の課題だった、「ライド時の頭の向き(見上げるような首の位置)での干渉」については左右分離型なので当然問題なし。導入の主目的はクリアです。
ただ、これもデブ由来の事象なんですが後ろを振り返ると耳たぶがタッチパッドに当たり、誤反応の危険が(汗
●アシスタントについて
声優の寿美菜子さん(けいおん!のムギちゃんなど)の声がベースの音声アシスタントが搭載されています。音声アシスタントは
・定型アナウンス(こんにちわ、等の挨拶や切断されました、等のステータス変更)
・合成音声によるアナウンス(今日の一言など)
の2つが搭載されており、定型アナウンスは寿美菜子さんの声そのままで収録されています。
Xperia Ear Duoは寿美菜子の声でスケジュールやニュース読み上げ
また、LINE Clovaにも対応していますので、LINE利用者は便利になると思います。
makoroさんはLINEを利用していないのと、音声アシスタントはGoogle Home派なのでOFFにしていますが。
合成音声でのアナウンスでは、着信やメールの件名等を読み上げや、現在時刻(時報ふくむ)、天気予報などに利用されます。
またこのあたりの設定カスタマイズは、専用アプリを使って設定します。
タッチパッドの機能等もカスタマイズが可能です。
●電池の持ちについて
カタログスペック4時間、実測3-3.5時間といった感じでしょうか。
XEA20は
右耳ユニット:BT接続、左耳ユニットへの音声伝送
左耳ユニット:右耳ユニットから音声受信
という役割なので、右耳ユニットが基本的には先に電池切れになります。
また、左耳ユニットはBT接続を接続機能を有していないので、左耳のみで利用することはできません。なお右耳と一定以上離れると音声接続が切れる仕様になっています。
収納ケースは完全分離型イヤホンの恒例通り、充電機能を持っており、
ケースに入れることで出先でもそのまま充電可能です。
バッテリ残量警告が出てから本体をケースに入れて、充電がほぼ完了(80%以上にまで回復する)するのは約15-20分といった感じでしょうか。
ライド中も残量警告がでたら、休憩しつつ充電、充電完了したら再度出発、みたいな運用でいけそうです。
●まとめ
ライド中のリスニング環境も大幅に改善し、快適さがアップしました。
完全分離型イヤホンは初めてですが、ちょっとバッテリの持ち時間が短いので
バッテリ管理には気をつけていく必要がありそうです。