今度はペダルじゃーい(白目をむきながら
Dahonちゃんのペダルが壊れた&同時期にスポークも飛んだので修理。
●ペダルがお亡くなりになりました
買って5年、自粛期間以降にぼっちライドが増えて走行距離が激増したViscさん。
走行中に突然右ペダルが回らなくなり、だましだまし自宅まで辿り着こうとした直前、
緩んでいたペダルごと脱落しました。
無残にも脱落した右ペダル。。。交換するしかありません。
チャリは勉強を兼ねて自力で メンテナンスのポリシーなので、交換パーツや工具も発注。
ほぼ同タイミングでスプロケット側のスポークも飛んだのと、
リアタイヤにカーカスが出ていたのでタイヤ自体も交換します。
図らずも大メンテナンスに。
●交換用ペダルと各種補修用パーツの調達
いろいろパーツを調達していきます。
・ペダル
まずはペダル。三ヶ島の着脱式ペダルにしました。
ちなみに公式では「ペダル」ではなく「ペタル」なようです?
自転車のペダルは『ペダル』
— MKS Pedal / 株式会社 三ヶ島製作所 (@mkspedal) 2020年4月13日
三ヶ島ペタルは『ペタル』
いいえ。お好きにお呼びください♪#ペダル ? #ペタル ? pic.twitter.com/DiARa5PHyX
折りたたみなので取り外し式をチョイス。
・スパナ
お次は取付けスパナ。
ナット面が狭いため、厚さ3.2mm以下のスパナを用意する必要があります。(公式に記載あり)
今回は純正をチョイス。
・スプロケット外し
スプロケットを外すための専用工具を調達。
レビューにもありますが、チェーンの幅が広いためTiagraの10速カセットにしっかりとかかりませんが、実用上は問題ありませんでした。
ロックリング締結アダプタも購入。
・グリス
固着防止やシールを兼ねたグリスも塗布し直すので調達。
その道に人には定番?のシマノグリス。
・リムテープ/タイヤ
どちらも在庫品。これで前後輪ともパナレーサーリムテープ/シュワルベコジャック化です。
・チェーンオイル/ワイプ
使い切ったので補充。特に不満もないため同じものをチョイス。
ワイプオール、適度な厚さと大きさで水やパーツクリーナーに濡れてもある程度までは破れないのでメンテで愛用してます。
●ペダル修理
まずはペダルの現状を確認すべく、軸受部を御開帳。
ペダルが回らなくなった原因は、ベアリング球抑えを兼ねるナットが高荷重により変形、球そのものの脱落によるものでした。流石デブ。。。
分解してパーツクリーナーをぶっかけまくると、金属片が出るわ出るわ。。。
一応非常用としてペダルを保管しておくため再組み立て。
まずはクランク側と軸をグリスアップ。
同様に外側もグリスアップ。変形したナットをできる範囲で修復し、再度締結。
お次は交換用ペダルの取り付けです。
まずはクランク部の古いグリスをパーツクリーナーで除去。
パーツクリーナーはホームセンターの激安品(ゴムへの攻撃性が低いことを記載で確認済み)を使っているので、惜しみなくジャブジャブ使います。
左右両方とも同様に外します。
ペダル側は忘れずに固着防止の為グリスを塗ります。
純正のスパナを使って締めていきます。自転車のペダルは左右でネジの向きが違うので、どちらの側のペダルなのかの記号を確認しながら取付けます。
右足側:時計回りで締まる
左足側:反時計回りで締まる
私はスパナを自転車の進行方向側にセットし(写真の状態、写真は右足側、写真右側が前輪)、そのまま下に力をかけて締結する、と覚えています。
●ついでに同タイミングで折れたスポークも修理。
お次はスポークの修理。今回折れたのはスプロケ側なので、まずはスプロケットを外します。
ロックリング工具とスプロケット抑えを使います。
まずはスプロケット抑えのチェーンをスプロケットに絡ませ抑えたあと、締結工具を使ってスプロケット外側のロックリングを外します。
スプロケットがフリーで回転する方向に回すと外れます。
Dahon ViscさんはTiagraの10Sカセットです。外側の歯は個別に、インナーの7枚はセットになっていますのでそのまま抜きます。抜いたらこちらもパツクリでクリーニングしておきます。
スプロケットが抜けるとスポークを交換できるようになるので、さくっと振れ取り台を使ってスポークを修理。2本目ともなると手慣れたもので、40分ほどで修理完了。
修理が完了したら、先程とは逆手順でスプロケットを組み立てます。
車軸とワンウェイハブの間にグリスを塗るのを忘れずに。(水分侵入防止)
併せてリムテープを交換、あとはそのままタイヤを組み付けて修理完了です。
●Ezy Superiorはええぞ
今回導入したEzy Superiorは折りたたみ自転車にも最適なペダルが脱着できるタイプです。
初めてペダル交換をしましたが、Ezy Superior、よいですね。
ビンディングではありませんが靴への食いつきもよく、非常に快適にペダリング出来ています。(脛にクリーンヒットすると悶絶するくらい痛いですが。。。)
個人的には以下のような点がナイスでした。
メリット1)ペダル脱着がラク
ペダル脱着の際はパーツの取り外し等必要なく、根本をひねってスライドするだけです。
同じMKSのEzyシステムでは装着後にリングの挿入が必要です。
これは言い換えればリングを紛失する可能性がゼロではないということであるため
すぐに物をなくすmakoroさんにとってはマイナス。
その点Ezy Superiorはその役割をバネが担っており、追加パーツが必要ありません。
メリット2)モデル入れ替えができる
ペダルを新たに購入すれば、根本のアダプタを変更することもなくペダルの変更が可能。
ガッツリ走りたい時はビンディングで使う、ポタリングの時はフラットペダル・・・のように利用シーン別に変えることも可能です。
メリット3)ペダル本体の左右入れ替えができる
私特有のメリットです。
クランクに取り付ける根本のアダプタには左右の違いがありますが(ネジの方向があるため)、ペダル自体は左右の違いがありません。
そのため、今回のトラブルのもとになった右側ペダルだけの摩耗の進行を「定期的に左右のペダルを入れ替えて」均一化することが可能です。
チェーン清掃のタイミング(大体一ヶ月ごと、300-400km走行時)で左右を入れ替えて均一化しています。
●まとめ
だんだん吊るしの状態から色んな所に手が入ってきて(カスタマイズではなく修理ですが)工具は増えていきますが愛着は湧くので良いですね。
Ezy Superiorのおかげでしっかりペダリングできるようになり、以前よりもスピードを維持できるようになった気がします。
また取り外しタイプのペダルなので、輪行時もペダルがヒットすることが無くなりそうでグッド。左右入れ替えも長寿命化は良いですね。
また、スプロケを気軽に外せるようになったので、定期的に分解清掃していくのもよいですね。
まだまだ乗ります。