Six-Wheels OTG!:Think Threshold別館

購入した折りたたみ自転車+自動車の6輪生活。思考(妄想)・試行・カスタム・お出かけを記録していきます。

ボトムブラケットのオーバーホールとグリスアップ。

異音対策。

愛車のViscちゃんのボトムブラケットに異音が出てき始めたので、まずは交換よりもグリスアップで様子見するべく分解・清掃・グリスアップを行いました。

 

 

 

ペダリングすると異音が。

1-2時くらいの角度が最大の踏力になると思うんですが、そのあたりの角度でギシギシと音が鳴るようになってきたことに気づきました。

納車から5年以上が経過していますが、ボトムブラケット(BB)はずっとメンテンナンスなしということもあり、グリスが切れてきたのかも?と思い、大規模分解清掃ということでBBのオーバーホール(グリスアップ)を行うことにしました。

 

 

●BBを分解するための機材を調達。

手持ちの工具だけでは無理のため、クランクを取り外すための工具とBBを取り外すための工具を調達。

 

・クランクを外すためのヘキサゴンソケット

 クランクを締め付けているネジが6角ネジのため、ヘキサゴンソケットを調達。

9.5sqで手持ちのラチェットと組み合わせます。

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・クランクを抜くコッタレス抜き、BBを外す脱着工具

 クランク自体はコッタレスクランクと呼ばれるものになっているので、それを抜く工具およびBBそのものを脱着する工具を調達します。

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こうしてどんどん部材が増えていく。。。

 

 

●フレームからBBの取り外し

 

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まずはクランクを押さえているネジをヘキサゴンビットを使って取り外します。

 

 

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このネジは左右共通でした。

 

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次はクランクを取り外します。

 

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コッタレス抜きを手で回し、センターのプッシュピン?芯?を引っ込んだ状態にして、手で回してクランクにねじ入れていきます。

 

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ねじ込んだらクランクを持ちながら、コッタレスの芯側をモンキーやスパナを使って回し、センターのプッシュピンを押し出していきます。

 

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あるところまで行くと、コッタレス抜きごとクランクが外れます。

反対側も同様の手順で外します。

両側のクランクが外れたの後、「非チェーンライン側(左側)」のBBにBB着脱工具をセット、緩めていきます。

緩む方向はクランク・ペダルと逆で、かつ左右で逆ネジになります。

(どちらもペダルを踏み込む方向に力をかけると緩む)

 

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BBは片方がBB本体と一体になっています。

取り外しした後はパツクリなどで古いグリス分を除去しておきます。

 

 

 

●BBの分解、清掃、グリスアップ

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とうとう自転車のていを成さなくなりました。ここからはBBをさらに分解し、古いグリスの除去→新しいグリスの充填とすすめていきます。

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まずは一体となっている右側BBの分解から。BBの固定パーツは左側とちがって金属製のため、BB本体を万力に固定し添え木を当てて左右均等に叩き出して取り外します。ベアリング外し等、工具があればもう少し簡単かもしれませんが、まぁこのためだけに買うのもアレなのでベーシックな方法で。

(といいつつ、取り外すのに1時間はかかった)

 

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取り外したらベアリングシールを精密ドライバで持ち上げてやって外します。中のグリスはほとんどなくなっており、またゲル化していてグリスとしての用をなさない状態でした。

パツクリを使用し、ゲル化したグリスを完全に除去しておきます。

 

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グリスの除去が完了したあとはパツクリが乾燥するまで待ち、新しいグリスを充填していきます。充填後はシールを再度取り付けて封印、先程叩き出したパーツを取り付けます。

 

ここまでできたらあとは逆の手順で組み付けて完了です。

 

●作業後に異音は

一応効果はあったようで、作業後は異音が出なくなりました。

自粛期間以降に乗る距離がとんでもなく増えたため、走行距離ベースで考えると2年後くらいに再度グリスアップorBB交換をしないといけないような気がします。

 

ひとまず上記を頭の片隅に置きつつ、なにかトラブルが出るまでは続投してもらうつもりです。