体重由来の摩耗速度が桁違いなので、早め早めに点検。
月イチのチェーン&フレーム清掃でペダルの回転をさせたところ違和感を感じたので、前回のペダルの教訓を元に早めにオーバーホールします。
●着脱式なことを活かし、点検のたびに左右入れ替えているペダル
1年ほど前にMKSのペダルに換装しました。
チェーン清掃の定期タイミングでペダルの左右を入れ替え、負荷の平均化を図っています。
●違和感を感じたのでオーバーホール
先日の点検時、片方のペダルを回す時に、ベアリングにゴミが入っているような感触を発見※したためメンテがてらオーバーホールを行うことに。
軸受のベアリングは年末~年明けに行ったBBに続くオーバーホールです。
※軸を回転させるとスムーズに回転しない、所々に砂が入っているような感触を感じる
・必要な工具
基本的には3mmのヘキサゴンビットと、11/13mmのソケット、精密ドライバーのマイナスがあればOKです。
以前車のメンテのために買ったTONEのソケットレンチセット、BBのオーバーホールのために買ったヘキサゴンビットで対応可能できました。
・大まかな手順
さくさくと分解していきます。いきなり分解画像から。
まずは外枠の部分、こちらは3mmの6角だったため、ヘキサゴンビットを使って分解。
外枠取り外し後は、軸先端部のキャップを精密ドライバで取り外し、
ナットを取り外していきます。(外側11mm、内側(玉当て)13mm)
2つのナットの間には緩み防止?と思われるワッシャが入っていました。
ペダルはカップアンドコーンのベアリング構造となっており、外側/内側双方に12個のベアリング球が内蔵されています。混ざらないようにペットボトルキャップ等を用いて個別に保管しておきます。併せてパーツクリーナで本体/軸/ベアリング球の古いグリスを除去しておきます。
●点検して完了
清掃しながら点検しましたが、幸い目立った偏摩耗や玉の脱落、目に見えて多い金属粉等はなし。ゴミがグリスに混ざったのが主因のようで、パーツクリーナーで落としておしまいです。
乾燥し終わったらグリスアップ。使うのは私の中で万能グリスと化しているシマノのデュラグリスです。
本体へグリス塗布とベアリング球の配置、軸への薄いグリス塗布などを行い再組み立て。
13mmと11mmのソケットを使い、ナットの玉当たりを調整して完成です。
玉当たり調整→試乗→しっくりこずに再調整、を2回ほど繰り返しました。
最終的にはグリスが馴染んだおかげか、オーバーホール前よりペダルの回転抵抗が少なくなりました。
今後は定期的に緩んでないかの確認をしていこうと思います。
●まとめ
球当たりの調整は少しコツが必要ですが、何回か繰り返しなんとか遊びがほぼ無くスムーズに回るようなクリアランスに調整出来ました。
本体自体はそこまで複雑な構成ではないため、これからも定期的にチェックしていきたいと思います。